血流を良くする

医療

EPAは1960年代にエスキモーの人たちの健康状態を調査した際に発見された成分です。エスキモーの人たちはアザラシや魚などの肉食が主食で、野菜をほとんど食べないにもかかわらず元気な高齢者が多いということがわかり、調べてみるとEPAの血中濃度が相当高いことが判明しました。そこから研究開発が進み現在のようなEPAサプリメントが登場したのです。青魚に多く含まれるEPAには血流を良くし、中性脂肪を減らして動脈硬化を改善する効果があります。またアレルギーの原因となる物質を抑制する効果も判明しています。この成分はDHAと一緒に配合されたサプリメントがよく販売されていますが、中性脂肪を減少させたり動脈硬化を重点的に改善したい場合には、EPAが主に配合されているサプリメントを摂取するとより効果を実感することができます。

ところで最近ではDHAとセットで配合されたサプリメントと、EPAとDHAそれぞれが単品で配合されたサプリメントと両方のタイプが販売されるようになりました。DHAは主に脳内にアプローチする効果が高いのに対し、EPAは血管や血液にアプローチする効果が高いことがわかってきたのです。そこで体質によってどちらかを重点的に摂取することで、それぞれの体質や食生活に合わせた摂取の仕方が考えられるようになりました。例えば認知症や記憶力の低下に悩む高齢者や受験勉強などで頭を使う学生には、DHAの成分が有効です。それに対し中性脂肪が高く動脈硬化などの生活習慣病になりやすい人の場合は、EPAの成分を主に摂取することで体質改善をすることができます。このように別々のサプリメントとしても販売することで、その人に適した成分量が摂取しやすくなったのです。